私は見た夢を覚えてないことが多い。


めずらしく、昨日見た夢を覚えていた。


というのも、卒業式を終えたにも関わらず、

実は単位が足りずに卒業取り消しをしなければならないという

研究室からのデンワがあるという夢だった。



最初はそうか、そうかと受け入れ気味の私でも

就職先も自動的に取り消しだということに気づいたら

急に慌て始める夢の中の自分。

あの会社は自分には合ってないと思うといいながらも

いざ、行けないとなると、

あの会社に随分な期待を持っていたことに気がつく。






しかし、どうしよう、どうしようと慌てるのち、

私はいっそ、デザインをやめることもできるのかと妙な安堵感をも覚えた。

ならば、いっそ劇団員に、押し花アートでも、

なんて考えはじめたところで起きた。





夢が鮮明過ぎたせいか、現実のことかと一瞬不安になって

卒業証書を見てみたりした自分がいた。





今日一日、デザインとはジブンにとってなにかを

ぼんやり考えたりした。

夢の中の自分がデザインではない道を思いついた時の安堵感は

多分夢といえども、本心だったと思う。


私はデザインが好きなのだろうか。

私はデザインを少し恐れている。

私はデザインに自信がなかったりする。





とドキドキしてしまったけれど、

これが劇団員の道でもアスリートの道でも歌唄いの道でも

どれを選んでも、同じことを思うのだと思ったら、

ある意味諦めてこの道を進んで行こうと思った。







昨日、めずらしく自炊したら、オーブントースターから出火した。

デザインどうのこうの以前に、生きててよかった。